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お蔵様訪問記

村尾 村尾酒造 鹿児島県川内市
2003/4/9 訪問

鹿児島県北西部の川内市より車で30分程の静かな山間に蔵元はあります。「薩摩茶屋」の大きな文字の蔵を発見すると大きなラブラドールの「まる」が出迎えてくれます。事務所に入ると小さな「ちょび太」がお出迎えです。
この蔵では綺麗な奥さんが事務を担当し、パワー溢れるお父さんが一人で焼酎を造ってます。

「毎年が挑戦だ」と言われるお父さんの焼酎の味わいは毎年変化があります。

村尾酒造外観
私が初めてお会いしたときの

「命がけで焼酎ばつくっちょる」という言葉は忘れられません。

あの言葉を聞いてから本当の意味で「村尾」にはまりました。また、村尾杜氏は「常に挑戦どい」と言います。つまり、毎年味が違います。酒業界ではタブーとされている味の変化を楽しんでます。それは妥協ではありません。毎年、命を懸けて最高の焼酎を醸してます。

普通の蔵元の場合5人以上で賄う仕事ですが、村尾のお父さんはたった一人でこなします。焼酎の鉄人、天才、名人、等々言われてますが本人は「焼酎の囚人」と評してます。8月から12月いっぱい休み無く醸造し、1月から8月までは瓶詰めから配送まで全て一人です。正に囚人です。命懸けと言うのも理解できます

しかし、蔵を離れると無邪気な悪戯小僧のような笑顔で話してくれる姿は元気になれます。綺麗な奥さんと娘さん、可愛いちょびたとまるの犬たちに囲まれて今日も元気に焼酎を造ってます。

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